肩凝り腰痛を軽減できる抱っこ紐、ミアミリーヒップシートキャリア【レビュー&口コミ】
今回は、楽に抱っこができるミアミリーヒップシートキャリア抱っこ紐をレビューしていきたいと思います。
まず最初にヒップシートキャリアについて説明します。
ヒップシートキャリアとは、抱っこひもの中でも赤ちゃんのお尻にあたる部分がヒップシートとなっている抱っこ紐です。
子どもを椅子に座らせるようにした状態で抱っこすることができる抱っこひもです。
わかりやすく例えると、
- 普通の抱っこひもはハンモックに腰を掛けている状態。
- ヒップシートキャリアは椅子に腰を掛けている状態。
というイメージです。
赤ちゃんは生後3カ月までは背中がC字カーブの方が、お腹の中にいた状態に近く、安心すると言われています。
しかし、首や腰がすわってくる生後4・5カ月となってくると、赤ちゃんは、背中がまっすぐ(正確には背骨がS字カーブ)のほうが、背骨の神経を圧迫することなく赤ちゃんの体にとてもいいです。
そのため、寝るときは、固めの布団で体を真っ直ぐにさせて寝かせますよね。
そして成長し大きくなると、赤ちゃん自身も背中がC字になることを嫌がるようになります。
理由は、C字になるとお腹が圧迫されて苦しいからです!。
そのため普通の抱っこひもは、いくら20キロまで対応と言っても、長くても2歳くらいで卒業になることが多いです。
今回は、生後3・4カ月頃から背骨がS字カーブで抱っこすることができて、長く使えるミアミリーのヒップシートキャリアの抱っこ紐をご紹介します♪。
ミアミリー抱っこ紐の特徴-なぜ肩凝り腰痛の負担が軽減されるのか?
ミアミリーヒップシートキャリアは、なぜママの肩凝り・腰痛の負担が軽減されるのかについて書いていきます。
ヒップシートキャリアは、ヒップシートに座らせている状態で抱っこできます。
この椅子に座らせて抱っこさせるヒップシートは、ママの肩や腰の負担を分散するように、『人間工学』に基づいてデザインされています。
そのため、ママの肩凝りや腰痛を軽減してくれます。
また、ミアミリーのヒップシートキャリア抱っこ紐は、他の抱っこ紐とは比べものにならないぐらい腰ベルトの幅が広いです。
「育児腰痛」に悩むママが創ったヒップシートキャリア、ということで、腰の部分もコルセットのようにしっかりと腰を支えてくれます。
ママに優しい楽な抱っこ紐ですね♪
ミアミリー抱っこ紐を実際に使って検証レビュー
まずこちらを購入すると、
- ヒップシート本体
- 抱っこひもとして使用する際のダブルショルダーアタッチメント
- 説明書と保証書
- 付属品(肩ベルトのよだれパット1組、日よけフード1つ、収納袋1つ)
以上が1つのセットとして付いてきます。
別売りのアクセサリーもあります。
子どもの口が当たる部分をすべてカバーするフロントドロールパット
生後間もなくから使用したい人向けのインサート
私はどれも購入せず、基本セットのみで使用しています。
装着
では、実際に装着方法をご紹介します。
まずは準備です。
ヒップシート本体とダブルショルダーアタッチメントを接続します。
チャックと2つのバックルで固定するので、両方同時に壊れるでもない限りうっかり外れることはありません。
ここも2重で固定しているのでうっかり外れることはありません。
体重がヒップシートとベルトを通じてお腹、腰全体に分散します。
腕で子どもを抱え続けなくていいのはとても楽です。
背中のバックルの位置は自分の好きな高さに調整できます。
また、バックルは直接肌に当たらないようになっています。
このセーフティベルト、日本向けのモデルにしかついていないそうです。
前向き抱っこも同じ手順でできるし、前向き抱っこのときの子どもの足もだらんと垂れ下がることなく、股関節脱臼 の心配がありません。
おんぶは、一度前できちんと抱っこひもをした状態からスタートして後ろに回すとスムーズです。
ヒップシートとして使う際はアタッチメントを取り外し、体の横や正面に椅子をつけてるイメージで、そこに座らせてママの腕は体を支えるだけという感じの使い方です。
また、ヒップシートを、首がすわらない時期は横抱きの補助として、さらに、授乳クッションの代わりとしても使えます。
使用感・使い心地
ミアミリーヒップシートキャリアの使用感を書いていきます。
だっこの使用の際は、子供をヒップシートに乗せるとお腹に圧がかかります。
しかし、脇腹、腰にも分散している感じがあるので苦しいというほどの圧ではないです。
肩ベルトをつけるとさらに重さが肩にも分散するので体全体で支えている感じがします。
そして、腰ベルトが腰をコルセットのように固定しているので背中が丸まらず、姿勢が良くなり腰がとっても楽です♪。
次に、使い心地として便利な機能は、サイドに伸縮性のあるメッシュポケットがあることです。
私はそこによだれふき用のガーゼを入れています。
スマホは、少しはみ出てしまいますが、大きなスマホ(カバー付き)も入れることは可能です。
入り口がゴムなので、ホールドしてくれて、よほど激しい動きをしない限り落ちることはないです。
また、背あてにもポケットがあります。
背あてのポケットは子供の背中に当たる部分に薄いスポンジの層があり、暑い日ならそこに保冷剤を仕込んだり、寒い日ならそこにカイロを仕込んだりできます。
子供に直接当たらないので安心です。
冬はその層のおかげで背中が冷えることがありません。
また、背あてポケットは取り外すことができます。
(背当てポケットを取り外すと、背当て部分はメッシュになっています。)
例えば、歩いていて
ちょっと暑くなってきたかなぁ〜。
と思ったらポケットを取り外してメッシュにして風通しを良くして温度調整ができます。
外した背あてポケットは、ヒップシート下のポシェットに入れておくなんてこともできます。
ミアミリー抱っこ紐を実際し使用してみて感じたメリット。
ママの肩や腰に優しいところは、購入前に期待していた通りでした♪。
そして、スペックには現れないメリットもあります。
多くのヒップシートキャリアは台座部分が発泡スチロールの支えがびっしりと埋まっています。
しかし、ミアミリーのヒップシートの台座部分は、プラスチック製のブーメランのような形の骨組みが入っていて空洞になってます。
そこをポーチのように使用することができます。
ちょっとしたお買い物くらいなら、このポーチ部分に2つ折り財布と買い物袋を入れて、子どもと抱っこひもで、他に何も持つことなく出かけることができます。
普通の抱っこひもは子どもがママの体にぴったりと密着します。
密着すると夏場は暑くなり、ママも赤ちゃんも汗だくになり、赤ちゃんは顔が真っ赤になったり、あせもができてしまうこともあります。
ミアミリーヒップシートは成長してもヒップシートとして使えるように、赤ちゃんのお尻より少し大きめに設定されています。
ママと赤ちゃんの間にスペースをあける余裕があります。
ふだんは、ママに密着させた状態で、安心感と安定感があるように着用します。
でも、暑くなってきたなと思ったら、お腹や背中に少し空間を作ってあげて風を通してあげるということも簡単にできます。
ミアミリー抱っこ紐のデメリット
デメリットはやはり大きさです。
ヒップシートがあるためやはりそのぶん、どうしても大きくなります。
抱っこひもをカバンに入れようと思うと半分以上が抱っこひもに占領されてしまうので、カバンに入れて持ち歩くということはまず無理です。
そのため、私はミアミリーヒップシートキャリアの抱っこ紐で外出する際は、荷物を預けられる施設があるところ以外では、基本的に腰から外すことはないです。
その場合ショルダー部分がどうしても垂れ下がって見た目が悪いので、私は使わない時はショルダー部分は丸めてヘアバンドでヒップシート下に固定しています。
純正品ではありませんが、抱っこひもを腰につけたままきれいにまとめられる用品も売っているので、見た目が気になる人はそちらの購入をおすすめします。
ミアミリー抱っこ紐の改善してほしいところ
説明書は多言語対応のもの(もちろん日本語にも対応)が付属します。
日本仕様の機能である子どもの脱落防止ベルトの説明がなく、どのタイミングで取り付けるのかが謎でした。
あと、ロットナンバーなどが腰ベルトに書かれているタグがあるのですが、それが洋服の洗濯タグのようにペラペラとうごきます。
そのため、取り付けの際に腰ベルトからペラっとはみ出ることがあり、気づかないでいるとかっこ悪いこともあります。
また、ヒップシートの土台が取り出しづらいです。
土台をいつ取り出すかというと、洗濯のときです。
基本的に汚れやすい肩ベルト部分はそこだけで洗えるので、ヒップシート部分はほとんど洗う必要はないのです。
しかし、うんち漏れや、何かで汚れたときにはやはり洗いたいですよね。
その時に土台がとても取り出しづらいので、改善して欲しいです。
と、今まで思っていたのですが、なんと2020年モデルになってから、改善してほしい点が改善された模様!。
2020年モデル買えばよかったなぁ〜と、ちょっと後悔しました。
ホームページ等で確認しましたが、説明書は画像つきになり、日本向けの機能についても書かれていて、日本語専用のものに変わってます。
さらには、ロットナンバーも縫い付けられるようになり、ペラペラと動くこともなくなったようです。
土台もチャックからマジックテープでの固定に変わっています。
ユーザーの意見を取り入れて改善できる点はどんどん改善していく姿勢は素晴らしいです。
ミアミリー抱っこ紐はいつから使える
使い方によって使用開始年齢が変わります。
①ヒップシートを使用した横抱き
新生児期から使用が可能です。
長い時間横抱きしていると腕が辛いですし、腰もどんどん曲がって猫背になりますが、ヒップシート部分に赤ちゃんのお尻を置き、体を支えてあげるように包むように横抱きすると腕への負担はかなり軽減されます。
自分の手で抱っこしてあげたいけど腕への負担が気になる方におすすめの使い方です。
②ダブルショルダーアタッチメントを使用しただっこ
別売りのインサートを使用した場合は新生児期から使用が可能です。
私の場合時期が悪く別売りインサートは品切れだったため、ダメ元で別メーカー用のインサートを中古で買い使用しましたが、問題なく使用できました。
ただ、どのインサートにも言えることですが、夏はかなり暑くなります。
そのため、夏の時期のインサートの使用はオススメしないです。
③ヒップシートを使用した縦抱き
対面抱っこの場合は足がヒップシートの幅まで開かないといけないので、生後4カ月くらいまではやはり使用しないほうがいいと思います。
前向き抱っこの場合は足の開き方は気にしなくていいですが、首がぐらつきやすいので首すわりみでは使用しないほうがいいと思います。
④ダブルショルダーアタッチメントを使用したおんぶ
腰がすわる生後7か月頃からの使用が推奨されています。
ミアミリー抱っこ紐はこんな人にオススメ
ミアミリーの ヒップシートキャリア抱っこ紐が、おすすめだと思う人をまとめてみました。
- とにかく腰への負担を最小限にしたい人。
- 抱っこひもだけでお散歩やお買い物などを気軽に楽しみたい人。
- 1つの抱っこひもで様々な使い方をしたい人。
- 首がすわってからホントの意味で長く使えるものを探している人。(首すわりに、抱っこひもとして使いたい人は別売りインサートを使ってください。)
- 他の人と違う抱っこひもを使用したい人。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪。
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