組み立てて、ビー玉を転がすボーネルンドのクアドリラクアの口コミとレビュー
赤ちゃんの頃から、ボールを転がして遊ぶおもちゃに興味津々だったわが家の子。
幼児になっても、ピタゴラスイッチを見たり、実際に家にあるもので転がす装置を作ってみたりしています。
成長しても、転がして遊ぶことに対する探究心は損なわれることがありません。
この探求心を伸ばしてあげたい!
きっとプログラミング的思考にも繋がるはず…!
こんな親の思いから、転がして遊ぶおもちゃを探しているうちに、出会ったのがボーネルンドのクアドリラです。
今回は、知育にも役立ち子どもも飽きずに遊べる、ボーネルンドのクアドリラについて詳しくご紹介していきます。
ボーネルンドのクアドリラとは?
ボーネルンドのクアドリラは、木製のブロックとレールを組み合わせ、ビー玉を転がすコースを作るおもちゃです。
知育玩具で有名なボーネルンド社の製品で、自由にコースを考え組んでいくことで、子どもの想像力を育んでくれます。
製品はセットで販売されており、基本の「ベーシックセット」をはじめ、
豊富なブロックとレールが付いた「ツイスト&レールセット」
メロディーステップなど音も楽しめる「ファニーファンクションセット」
の3種類が用意されています。
その他、拡張パックやオプションパーツの別売りもあり、お好みのパーツを揃えることで、オリジナリティにあふれた遊び方をすることができます。
ボーネルンドのクアドリラは、いつからいつまで遊べる?
おすすめの対象年齢は4歳からとされていますが、もう少し小さいお子様でも楽しめるおもちだと思います。
わが家の子達は、1歳くらいの頃は、転がっているビー玉を眺めたり、ブロックだけを積み木のようにして遊んだりしていました。
3歳頃になると、出来上がったコースでビー玉を転がす、という遊び方で楽しむことができます。
3歳だと、コースを作るのは親と一緒でないと難しいですが、
オレンジのブロックをちょうだい。
などお手伝いをしてもらい、
協力しながらコースを作り上げるという面白さを感じてくれました。
実際に子ども自身でコースを作れるようになるのは、やはり4歳を過ぎた頃です。
それでも4歳頃は自力では作りきれないので、やはり親が手伝いコースを完成させていました。
5歳頃からは、自分ひとりでもある程度コースを作れるようになります。
年長児になっても飽きずに遊ぶこともでき、わが家では9歳の兄も、妹と一緒になってコースを作るという光景も時折見られます。
ボーネルンドのクアドリラを実際使って感じたメリット・デメリット
ボーネルンドのクアドリラのメリット
クアドリラの何よりのメリットは、やはり優れた知育玩具であるということ。
この試行錯誤の繰り返しで、自分が描いていたコースを作り上げていきます。
エラーと修正を繰り返すこの工程は、まさにプログラミングと同じものです。
『ピタゴラスイッチ』を楽しく視聴するのと同じように、遊びの中で、自然とプログラミング的思考を育んでくれているものと思います。
また、レールの傾きとビー玉の転がり方の関係、ブロックの穴の向きなどを考えること、で空間認知能力も養うこともできます。
それゆえ、遊び方も無限大。歳の離れた兄妹が一緒になって遊ぶことだってできるのです。
素材もメリットの一つです。
クアドリラは木で出来ているので、プラスチックのおもちゃより温かみがあります。
インテリアにも馴染むという利点もありますが、木育(木製玩具を通し木や森に親しむきっかけとする保育方法)という観点でも、クアドリラには充分なメリットを感じることができます。
ボーネルンドのクアドリラのデメリット
一番のデメリットは、何と言っても崩れやすいということ…。
ブロックはただ積み上げているだけで、パーツとパーツをしっかりはめこめるものではないので
少し当たったりするだけで、いとも簡単にコースが壊れてしまいます。
子どもにとってはそれがかなりのフラストレーションのようで、作るときも、遊んでいるときも、親のフォローが欠かせません。
そりゃ一生懸命作ったんだもの、フラストレーションもたまりますよね…。
また、ビー玉や小さなパーツもたくさんありますので、小さい兄妹がいらっしゃるご家庭は、
なおさら親の目が離せないので、遊ぶスペースなど工夫が必要です。
値段についても、同様の玩具である「くみくみスロープ(くもん出版)」と比べると、少々高くなっています。
ボーネルンド社の玩具はどれも価格設定が高めですが、それはよく研究された知育玩具であり、素材も良質なものが使われているため高くなってるのかなぁと思います。
それだけの価格に見合った価値を、ボーネルンド社のおもちゃは提供してくれます。
ボーネルンドのクアドリラを使って子供と遊んでみたレビュー(組み立て例の参考)
わが家が使っているのは「ベーシックセット」です。
ビー玉が散逸するのを防ぐために、ビー玉キャッチャーも追加で購入しました。
すべてトロファスト(IKEAの収納棚)の浅い引き出しに収納しています。
6歳になったばかりの息子(ピタゴラスイッチの大ファン)とコースを作ります。
今回は、付属の冊子に載っている2番のコース。
作り方は写真でわかりやすく説明されているので、6歳の子どもでも、ほぼ一人でコースを作ることが出来ます。
親の出番は、わからないところだけアドバイスするのみ。
…と思っていたら、2歳妹が乱入してきたので、親もフしっかりフォローに入りました。
2歳児の手に掛かれば、クアドリラも積み木と化します。
こうやって、年齢を超えて自由な発想で遊べるのもクアドリラのいいところですね。
娘は満足して去って行ったので、あとは息子が一人で頑張って完成させてくれました!
完成したコースで、初めてビー玉を転がすのがこのおもちゃの醍醐味。
上手に転がるかな…?
一度目はパーツの向きが悪く、うまくゴールまで届かなかったので、原因を修正し再チャレンジ。
思ったとおりの軌道を描き、ビー玉がゴールに到達すると
おー!できたー!!
と、とっても嬉しそう。
そして、兄が楽しそうにビー玉を転がす姿を見つけ、またも娘も参戦。
しばらく飽きることもなく、コースが崩れるまでビー玉を転がして遊んでいました。
ただブロックを積んでいるだけなので、少し当たっただけでコースが崩れてしまうのがクアドリラの難点です。
今日も娘が壊してしまい、癇癪を起してしまいました…。
何度壊れても立ち直り、作り直しています。
親の十分なフォローは必要ですが、レジリエンスな心を育むのにも一役買ってくれている…。
と思いたいところです。
今回は設計図を見ながらコースを作りましたが、もう少し年長児になるとゼロから考えコースを作ることにも面白さを感じるようです。
そこではさらに想像力を働かせることになり、自分の思い描く形に向けて、トライアンドエラーを繰り返します。
結果、プログラミング的思考に繋がる認知力を育むこともできるのです。
ボーネルンドのクアドリラの口コミ&評判
ボーネルンドのクアドリラのポジティブな口コミの評価
クアドリラの口コミには、優れた知育玩具であることに対する評価が大きいです。
たとえば、
- パーツの向きを変えることでビー玉の進路が変わるので、考えながら遊べる。
- うまくいかなかった時は修正し、最後は微調整。PDCAを回して遊んでいる。
といったもの。
5歳以降の子どもですと、
- 慣れてくると、数十分は一人で黙々と遊んでくれて助かる。
という口コミも多く見られました。
ボーネルンドのクアドリラのネガテブな口コミの評価
よくない口コミとしては、
- 組み立てが難しく、一人でできないので親待ちになってしまう。
- 少し手が触れただけですぐ倒れてしまうので、直すのが親は面倒だと思う。
など、親の手がかかることによるものが、やはり多く見受けられます。
また、
- 値段が高い
という口コミもありました。
- 高いおもちゃを奮発して買ったのに、あまり遊んでくれなくて残念…
というものもありました。
実際に使っている私が、ボーネルンドのクアドリラのクチコミをまとめてみて思ったこと
知育要素に対する評価ついては、実際に使っていてとても納得できるところです。
はじめは親がほとんど手伝っていたのが、何度も繰り返すことで自分一人でコースを設計できるようになり、とても成長を感じています。
崩れやすい、という点についても同じく口コミの意見に納得です。
頑張って作り上げたコースを妹に崩されて、ケンカになるということもしばしばあります。
クアドリラというおもちゃは、まだ年齢が低い間や、買ったばかりの頃は親の手がかかるのは事実です。
しかし、少々根気はいりますが、親と一緒に楽しみながら体験を重ねていけば、ボーネルンドのクアドリラの楽しさを覚え、飽きることなく長く遊んでくれるようになります。
ボーネルンドのクアドリラは、こんな人におすすめ
- ものの原理に興味津々(ピタゴラスイッチが大好き)なお子さま
- 遊びを通じてプログラミング的思考を育みたいと考えている人
- 親も子どもと一緒に楽しみながら、知育をしたい人
わが家も、もともとは子ども達のピタゴラスイッチが好きが発端で、クアドリラの購入を決めました。
「ブロックをこうすれば、ビー玉はどう転がるかな?」
という知的好奇心を刺激しながらプログラミング的思考も育むことができる、優れた知育玩具であるということを実感しています。
ただし、前述したよう崩れやすいというデメリットもあるため、初めのうちは親のフォローが欠かせません。
親も一緒に楽しみたい!
という気持ちがあるかたに、このおもちゃをオススメしたいです。
子どもの探求心を伸ばしつつ、知育にもなるボーネルンドのクアドリラ。
お子さんと一緒に楽しみながら、発想力をぐんぐん拡げていけるといいですね。